転居(1)

 

先日ですが、ご高齢の一人暮らしのおばあ様で、山口県から福岡市への転居を考えている方のご相談を受けました。

 

これは福岡市に居住されているお孫さんが、遠くで一人暮らしをしているおばあ様の生活を気遣い、親族がいる近所で暮らさないかとのご意見からでした。私も偶然、実家が山口県で母が一人暮らしをしており、他人事ではない案件としてご対応させて頂きました。

 

まぁ、まず驚いたのがこの転居(発想)が実の子供さんからではなく、お孫さんからという事でした。おそらく小さな頃、よくしてくれた思い出がこのような気持ちの表れになったのでしょう。人に与えた愛情はしっかり帰ってくるということですね(;_;)

 

さて、肝心の賃借物件は数日かけて条件を精査し、最終的にはご近所で理想に近い物件に申込をすることができました。

 

実際、ご高齢の方の賃貸借契約には色々と制限がかかります。

 

おばあ様のご希望としては、福岡に転居しても気兼ねなく過ごしたいとのこともあり、庭付きで近隣の利便がよい戸建てタイプの賃貸を探しておりました。しかし、ご高齢の一人暮らしとなるとなかなか広い家を賃借させてくれるところがありません。もし、ご親族が県外や遠方からの転居をご検討しているのであれば、数か月前から条件の検討と希望の優先順位をつけておかないと入居自体が難しいという事にもなりそうです。

 

今後は、おばあ様の転居後の実家の管理(処分)も必要となってきます。福岡市は少子化のご時世の中でも人口の流入率が前後区で一番多い地域です。「県外から祖父母の福岡市へ転居」→「賃貸借、または同居」→「実家の処分」今後このような案件が増えてくるはずです。

 

同じお悩みを持つ方も多いと思うので、福岡の地で「家族が住みやすいまちづくり(コミュニティづくり)」にこれからも貢献していきます!!今後どうなったかも引き続きお伝えしますね(^^)/